額縁とキャンバスのサイズが合わないのはなぜ？

友人のフランス人から油絵を頂いたのでキャンバス裏に書いてある号数をメモしていざ画材店へ。

色んな額縁があって迷うなか一番部屋に合いそうなブラウンとゴールドが組み合わさったおしゃれな額縁。

もらった油絵はF10号だったのでそのブラウンとゴールドの額縁でF10号サイズを購入。

早速帰ってセットしてみるとちょっときつい感じが・・・。

実はフランスの号数と日本の号数サイズは若干大きさが違います。

フランスではメートル法を採用しており、日本は明治時代にフランスの木枠サイズを参考にメートル（m)をセンチ(cm)に直しそれを尺寸法に直して木枠を作りました。

しかし昭和33年に計量法により尺貫法が廃止になりました。
計量法とは簡単に言うと測量に当たって基準となる長さの基準を統一を目指しています。
それに伴い日本ではそれまで尺で長さを表していたのを1尺は303mmと換算するようになりました。

その影響でキャンバスにも若干のズレが生じるようになったのです。

これがフランスキャンバスのサイズです。

フランスキャンバスサイズ

これが日本で使われているキャンバス寸法です。

若干のズレがありますよね。

日本キャンバスサイズ

ヨーロッパではこのフランスキャンバスサイズが一般的ですで、ヨーロッパなどで油絵を購入して、日本の額縁に入れる時は注意してください。

もしフランスサイズの作品などを額縁に入れたい時は、オーダーメイドサイズで額縁を製作してくれる額縁サイトなどを利用してみるものいいと思います。